【シノアリス】 赤ずきん/クレリック ジョブシナリオ
ライブラリに存在スル人物についての暫定報告
氏名:赤ずきん/出身:ドイツ及びヨーロッパ
傾向:赤は愛情と破壊を象徴し、食は性的指向を強く啓示スル。
出自:グリム童話集
尺ヤーコプと弟ウィルヘルムのグリム兄弟が収集編纂した童話集ヨーロッパ各地に伝わる民話が原典といわれてイル。
経過:狼は家宅侵入の後、オバアサンを補食。続き、オバアサン宅を訪れた赤ずきんを補食スル。ソノ後、通りかかった猟師が異変に気づき、狼の腹部は引き裂かれる。以て両名ヲ救出に至ル。
現在:狼の補食行為により、赤ずきんが生き残ったノカ、死んだノカ、その結末は不明瞭。前報告者が消息を絶った為、五人目の調査担当を至急要請スル。
【シノアリス】 赤ずきん/ソーサラー ジョブシナリオ
夜の獣は畏れられていた。それは、影となり森を駆け抜けるという。
影は伸上り、幾重にも広がり、踊り、姿を変えながう常闇をつれてくる。そして黒き森がうまれる……
彼の地は森深く、豊かな木々の恵みに守うれていた。森と共に生きる村人は、風をよく知る人々であった。風は影を運び、影は夜の獣と共にある。森のざわめきが風を知うせてくれた。
風を知れども、風は気まぐれ。夜の獣に森が呑まれたときには、赤い御色が守ってくれる。だから、真っ赤な御色で我が身を包むよう、村の長は焚火の傍らで皆に語るのであった。
今日も少女は赤い頭巾を目深にかぶり森をゆく。木漏れ日と小鳥のさえずる道をゆく。このまま黒き森にさ迷い込まないよう祈りながう。そして、いまだ夜の獣をしかと知る者はいない。
【シノアリス】 赤ずきん/クラッシャー ジョブシナリオ
「じゃあ、この手紙を忘れずに渡してきてね」お母さんから、ボクはお使いを頼まれた。森のむこうに住むおばあさんに届ける、パンとキイチゴのジャムと手紙を預かった。
「おばあさん、最近目が悪いみたいだけど、読めるかな?」
「大丈夫、まだまだ元気よ。それより、注意してほしいことがあるの」お母さんの顔がボクにぐっと近づいた。
お母さんの瞳の中にボクが映っている。少し笑顔のボクと少し不安そうなお母さんの顔を同時にみながら、ボクはお母さんの言葉をまっていた。「この赤い頭巾をかぶっていきなさい……」
「……母さんが子供のときも、おばあさんが子供のときもかぶっていたものなのよ」その頭巾は暖かく、お母さんの匂いがした。
ボクは嬉しくなる。それはどこか……血の匂いに似ていたから。
【シノアリス】 赤ずきん/メイジ ジョブシナリオ
おかあさん、きょうはね、おにんぎょうであそんだよ。
あたまをひっこぬいて、からだもばらばらにしたの。
でも、わんわんみたいになかないからあきちゃった。
おかあさん、きょうはね、おともだちとあそんだの。
にんぎょうみたいにしようとしたう、ぎゃーってないた。
でも、だんだんしずかになっちゃってつまんなかった。
おかあさん、どうしておこるの?
ぼく、ともだちとたのしくあそびたかっただけなのに。
ひとりじゃ、つまんないし……さびしいよ。
おかあさん、ぼく、はやくおとなになりたいな。
そうしたら、もっとたくさんともだちができるよね?
みんなであそべば、きっと もう、さびしくないよね!
【誰が為のアルケミスト】 第1章 第二話:第一幕 1章 2話 1-8 確固たる礎
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【誰が為のアルケミスト】 第1章 第二話:第一幕 1章 2話 1-7 意志と覚悟と
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