【シノアリス】 暴力のロスター 武器シナリオ
【サンタさんへ】
去年くれたプレゼントはすぐにあそべなくなってしまいました。
今年はもっとたくさんあそんでくれるプレゼントがほしいです。
ふくろにつめて、えんとつのなかにいれて、炎でやいても、何度もあそべるようなプレゼントがほしいです。
いいことを思いつきました。
ことしはサンタさんがほしいです。
サンタさんといーっぱいあそびたいです!
あそんでくれる/あそんでくれる
↑どちらかに○をつけてください
【シノアリス】 風琴の書 武器シナリオ
それは、楽師としての訓練をつんでいなくてもその心中に宿した思いが音楽として表出されるという魔法の書だった。
その本の所有者の男は、旅で出会った人間たちにきまぐれでその本を持たせてみた。
結果、ところどころ陽気で、たまにちょっとした哀愁を帯びて曲が奏でられた。
要するにありていで凡庸な旋律だった。
その晩、男は酒場にいあわせた客達の心を一通り聞き終わった後、その宿で掃除をしていた小間使いの女にしたわむれで本を渡した。だが、その女がその本を手にして出力した音色におもわず目をみはった。それはおおよそ平凡な生い立ちで通り一遍の人生 を歩んできた者とは思えない鬼気迫る音の運びだった。
男は確信した。その街で騒がれていた正体不明の娼婦殺しの連続殺人事件、それはこの女が真犯人なのだ、と。
そして男の告発をきっかけとして女は捕まった。女は必死に罪状を否認したが衛兵団による強引な取調べでついに精も根も尽き果てとうとうこの罪を認め、死刑となった。
彼女は犯人ではなかった。生きていくための仕事という毎日の終わらない苦痛をなんとかまぎらわすために、頭の中で作り上げていた空想が、いつしか彼女の精神の中で過剰なまでに膨れ上がり具体性が補強されていき、あたかも彼女が本当に殺したかのような現実味を帯びていったのだった……。
【シノアリス】 波紋の呪書 武器シナリオ
【波紋の呪書・前書き】
本書は、とっておきの呪いについて訳すものである。
それによって直接吹う事ができるのは、ただ一人に限定されてしまう。
が、安心してほしい。呪いを波紋のごとく広げる方法も付記し、この呪法を完全なものとする。
【第五章・呪いの実用例1】
ここまでに訳した呪法を用い、そこそこ見てくれの良い女を選んで呪いをかけると良い。
後は粘膜接触でスケベな男へ、その女房へ、間男へと、呪いは際限なく広がっていくであろう。
【第五章・呪いの実用例|I】
肉欲こそ、人の血脈が途絶えぬ根源的な本能であり、そこにこの 呪法を組み合わせる事で劇的な相乗効果が望める。
かくして数世代のうちに人という人すべてが呪われ、地上は死の 都と化す!
【あとがき】
第五章では少々暴走した事をお詫びしよう。
とにかく、性交により死の呪いが広まるという噂を流せば、人は 疑心暗鬼に囚われ、大混乱に陥るはず! そういう噂ほど波紋の如く、どこまでも果てなく広がるからだ。